「会社を起業するにあたり、やはりHPは持つべきなのだろうか…。具体的にHPを持つ意味や手段について把握しておきたい。」
一般的に、企業や店舗はHPを所有するケースが多いです。例えば、会社概要やサービス内容を紹介していたり、店舗の場合はメニューを掲載していたりするところもあります。起業を検討する人にとって避けては通れないテーマといっても過言ではありません。
しかし、なぜ多くの企業や店舗はWeb上でHPを開設しているのでしょうか?また、どのように開設すればいいのかわからない方も少なくないでしょう。
そこで、今回はHPを持つ意味やメリット・デメリット、開設手段について解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
HPを持つ3つの意味とは?
HPを持つことでさまざまなメリットを獲得することができます。代表的なメリットを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Webから集客が可能
HPを持つことでWeb特有のメリットを獲得することができます。具体的には下記のような点です。
・24時間情報を公開できる
・営業ツールとして活用できる
お店とは異なり、HP自体に営業時間はありません。つまり、公開すれば24時間365日閲覧することができる状態になります。また、情報を公開するだけでなく、お問い合わせフォームを設置すれば、営業ツールとして活用することも可能です。実際に、HPを持てば同時にWeb特有のメリットを獲得することができるため、その点に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?
人材採用に役立てることができる
人材採用に役立つこともメリットです。
HPの中にリクルートページを設けることで人材獲得を期待することができます。また、HPから良いイメージを持ってくれることで働いてみたいと思ってくれる人も増えるかもしれません。これにより、優秀な人材を獲得することができたり、人手不足になりづらい企業体制を構築できたりするので大きなメリットとなるでしょう。
信頼感アップにつながる
企業としての信頼性を向上させられる点もメリットです。
例えば、家にセールスマンが訪れて商品を紹介されたとします。後ほど検討してから返事する旨を伝えて帰ってもらった後に、渡された名刺に記載されている企業名をWebで検索しました。するとその企業が検索エンジンにヒットしませんでした。このとき、あなたならどのように思いますか?
企業のHPがGoogleの検索でヒットしない場合、不安を感じる人も多いでしょう。そのぐらいHPは企業にとって当たり前の存在なのです。逆に、HPがしっかりと見つかる企業は、しっかりと運営がされており、企業概要を確認することで所在地や電話番号、資本金などを確認することができます。そのため、信頼できると思われる方も多いでしょう。
HPの有無は企業の信頼性に直結するため、非常に重要なビジネスツールになります。
HPを持つ2つのデメリット
HPを持つための手段は大まかにわけて3つです。具体的な手段や自分にとって最適な方法を知りたいという起業家は、ぜひ参考にしてください。
Web制作会社に開発を依頼する
1つ目の手段は、Web制作会社に開発を依頼する方法です。
具体的な費用相場は、20万円~30万円程度になります。また、オリジナルデザインで発注する場合は70万円以上必要なケースも少なくありません。
Web制作会社に依頼すれば、要望を伝えることでイメージに合ったHPを制作してもらうことができます。お問い合わせフォームを設置したり、コラムや新着情報を配信するスペースを確保してもらえたりすることも可能です。また、アニメーションをデザインに採用することもできるため、おしゃれさや差別化を追求することもできるでしょう。
完全に構築を委託することができますが、当然費用がかかります。そのため、起業資金と相談しながら決めるのがおすすめです。
CMS等を用いて自分で開設する
2つ目の方法は、CMSを使い自分で制作する方法です。
CMSで自作する場合、必要な費用はレンタルサーバー代ぐらいになります。
CMSとは、コンテンツマネジメントシステムのことです。代表的なものにWordPressがあります。実際に、一度は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
CMSはオープンソースソフトウェアになるため、無料で利用することができます。そのため、CMSを使い自分で構築することができれば、サーバーやドメイン以外は費用がかかりません。
しかし、CMSを使って自分で構築する場合、HPのデザインを決める必要があります。WordPressを利用すればテーマを使いデザインを簡単に作成することも可能です。
HP制作ソフトを利用する
3つ目の手段は、HP制作ソフトを利用する方法です。
HP制作ソフトとして有名なのが、ペライチやWix、jimdoなどのサブスク型のサービスです。CMSは、レンタルサーバー費用がかかりますが、Wixなどのサブスク型はそれに加えて制作ソフトのプランに加入する必要があります。
具体的な金額はWixの場合、アドバンスプランに加入すれば月額1,500円、VIPに加入すると2,700円です。
jimdoの場合、PLAYプランは無料、STARTは月額990円、GROWは1,590円になります。
ペライチは、スタートプランが無料、ライトプランが月額1,465円、レギュラープランが2,950円、ビジネスプランは3,940円、ビジネス+プランは6,910円です。
このように選択するソフトによって費用が異なります。また、フリープランが用意されているケースもあるため、費用を抑えたいという方は最初フリープランを利用し、のちにプランを上げていくのがおすすめです。